雑感。

いま、ぼくになすべきことがあるとするなら?




昨年の演奏会のCDを聴く。
手前味噌でなく、上手。
「未来への決意」
本番直前の練習を聴いて泣きそうになったこと、
それを一緒に聴いていた先生が涙ぐんでいたこと、
本番もドアの前で彼らの音楽に浸っていたこと、
次々と思いだす。
そして再びじんわりする。


昨年の指揮者だった彼女は、
より一段と輝きを増していた。
歌い手としての成長、
指導者としての成長、
あふれる音楽性。
格好のよい女性というのは、
年上だろうが年下だろうが、
若かろうが年をとっていようが、
そんなことは関係なく、
はじめから格好よいのだ。


レベルの高い次元で叱咤激励できること。
一度外に出て、異なる合唱団を経験しているからこそ、
そのありがたさがわかる。
だから出来が悪いと、なんとかしてあげようと躍起になるのだよ。
だから年をとっても戻ってきたくなる場所なのだよ。
しばらくなかった感情。




それはただ、ここにいること。
ここにいてちからのかぎりうたうこと。