どみとりー燃ゆる。

午前5時ごろ。
甲高い音が突然鳴り出しました。
あぁまた車の警報機か何かかな、と思っていると、
ぴんぽーん。
いや、音出してるのうちじゃないって・・・
と思いつつインターホンに出ると、
「火事ですよ!」
えっ!
とりあえず財布と携帯とカギをもって廊下に出ると、
もうもうと立ち込める煙。
急いで非常階段に避難すると、
インターホンで呼んでくれた同じ階のお兄さん(火元の隣)と、
火元の部屋(うちのはす向かい)のお姉さんがいました。
どうやら寝タバコが原因らしいとのこと。
お兄さんに119番に電話してもらい、下へ避難。
それからおよそ1時間、
消防車がたくさん来て、はしご車も来て、
救急車やパトカーも来て、
消火作業を外で見守っていました。
やっと部屋に戻ってくると、煙が充満。
窓を全開にし、換気扇も全部回して、今に至ります。


それにしてもお兄さんはしっかりしていました。
同じ階の住人を避難させようと各部屋に知らせてまわるやら、
おろおろしているお姉さんをなだめるやら、
119番に電話してくれるやら。
隣にいた私は消防に状況を伝える手助けをしたくらいで、
ほとんど役立たずだったので・・・申し訳ない。
人間って、火事場で本質が出るものですな。
勇敢なお兄さんに感謝。


そして、消防の皆さんはさすがでした。
消火活動もさることながら、他の住人に対するケア。
部屋に戻ると、床に靴の跡が残っていて、
部屋の中、トイレの中まで確認してくれてたみたいです。
多分全部屋で同じことを行っていたのでしょう。
当然と言えば当然ですが、私はすごいことだと思います。
救命のプロフェッショナルに感謝。


そんなこんなで今回の教訓。
・火事の時は、少なくとも財布・携帯は持って出よう(これはできた)。
 また何か羽織ってから外に出よう(Tシャツ一枚では寒かった)。
・普段から睡眠時間は豊富にとっておこう(落ちてたら逃げ遅れるかも)。
 また寝るときは着替えを足元に置いておこう(パジャマの人々は寒そうだった)。
・消防活動のためにも部屋の鍵は開けておこう(今回は閉めたかも)。
・状況にもよるが、他の住人にも声をかけよう(お兄さんを見習って)。
・何はなくとも119番(携帯でも通じる)。
・最初の誘導が終わったら離れた場所へ退避しよう(消防の邪魔になってはいけない)。
・タバコは金輪際吸わない(うっかりな私だと火災の一因になりうる)。
 少なくとも自分の家の中では絶対に吸わない(いのちをだいじに)。