今度は宇治・・・

最近相次いでいる一連の事件ですが、
今度は京都・宇治でした。
しかも大学生。
分別くらいあるだろうに、呆れるしかないです。
時々ではあるものの、
博物館で子どもたちにモノを教えている人間としては、
身勝手な犯人たちが許せません。
フェティシズムだか怒りだか、発端がなんであろうと、
未来を担う子どもたちに手を出すなと言いたい。


巷で言われているように、
おそらく若い世代(自分も含めて)には想像力が欠如しているのでしょう。
幼い時に近所の子どもと殴りあいのケンカなんてしたことなくて、
ゲームばっか、ボタンを押せば相手は倒れるし、
リセットすればあら元通り。
さらには日本人は「ケガレ」のせいか死を隠そうとするから、
報道でも血や死体なんてほとんど映さないですし。
擬似的にさえ痛さや死の重さを感じることができないわけです。
だから簡単に人が殺せるしメッタ刺しなんて残酷にもなる。
実際やったら相手がどうなるか、
自分がどういう扱いを受けることになるのか、
そんな些細なことさえ想像できないのは異常ですよ。


私は幸運にも(というのもおかしいのですが)、
成長期に死の重さを知る機会が何度もあったので、
犯人側にならずにすんでいるのかもしれません。